津軽海峡の概要と津軽海峡冬景色の歌

津軽海峡とは、本州と北海道の間にある日本海と太平洋とを結ぶ国際海峡です。
国際海峡ということは実は津軽海峡とは公海なのですね。

津軽海峡といえば有名なのが「青函トンネル」ですね。
青函トンネルは青森県東津軽郡今別町と北海道上磯郡知内町を結ぶ鉄道トンネルです。

青函トンネルは1961年に掘削開始、1985年に本坑貫通、
1988年3月13日に営業開始されています。

トンネルとしては世界一の長さを誇る青函トンネルは、
海底下約100mの地中にあり、全長は53.85 kmあります。
青函トンネルの区間は海峡線となっていることから、
青森県青森市から北海道函館市を結ぶ津軽海峡線の一部の区間の役割を担っています。
新幹線規格として建設していることもあって、将来的には北海道新幹線が通ることになっています。

鉄道トンネル以外でもソフトバンクテレコムや光ファイバーケーブルが設置されている
通信の大動脈として青函トンネルは活躍しています。


津軽海峡冬景色

『津軽海峡冬景色』とは石川さゆりが歌う大ヒット歌謡曲である。
作詞は阿久悠、作曲・編曲は三木たかしです。

『津軽海峡冬景色』を歌った石川さゆりは1977年の日本レコード大賞歌唱賞を受賞しました。

津軽を歌った曲は数多くありますが、
その中でも『津軽海峡冬景色』は津軽の代表曲です。
津軽海峡冬景色の歌碑が青森県東津軽郡三厩村に設置されており、
その場所では『津軽海峡冬景色』がエンドレスで流れているとか。

この『津軽海峡冬景色』の歌の意味は、
恋に破れた女性が東京を離れて北海道へ帰郷するという内容です。
歌の冒頭では上野発の夜行列車にのって北海道へ変える様子が歌われていますが、
津軽海峡を渡る際には今は廃止されてしまった青函連絡船を象徴している歌でもあります。

そのため、前述した「青函トンネル」が営業開始された以前の曲のため、
「上野発の夜行列車」を雪が降る青森駅で降りて、
そこから青函連絡船へと乗り継ぐ様子が描写されているので、
年配の方々は懐かしさを感じる内容となっています。