津軽三味線の弾き方

津軽三味線をこれから始めてみたいという方は結構多く、
若い人や年配の人など年齢を問わず人気があるようです。

前述しましたとおり、津軽三味線は弾くというよりも叩く手法を
用いる演奏方法ですが、他の三味線よりもはじいたり、擦ったり指を動かす量が
多いのが特徴ある演奏方法となっています。

そこで、三味線の弾き方について簡単にご紹介したいと思います。
まだ始めていない方、津軽三味線を持っていない方もいらっしゃると思いますので、
いま話題の“エアーギター”ならぬ“エアー津軽三味線”で
イメージしてみてはいかがでしょうか?

津軽三味線の構え方
やはり上手に津軽三味線を弾くためには構え方が重要となっています。
この構え方をマスターしないと津軽三味線の音色は出ないようです。

(1)正座します。

(2)津軽三味線を持ちます
注意する点は、三味線をお腹につけないことです。

(3)津軽三味線の位置を決める
三味線の置く位置は、右足太ももの中央より若干右側に置き、
糸巻きが左耳の高さになるように調整します。

(4)三味線に手を添えます
胴かけ中央から右側に右手を添えます。
その際に左手は親指と人差し指の間に棹を乗せます。

(5)支える
支えるのは右手で左手は添えるという形が理想です。


津軽三味線の弾き方

(1)津軽三味線に撥(バチ)を当てます
撥先を糸に当てますが、この場合、右手首を軸にしましょう。

(2)弾き分けます
棹の勘所(かんどころ)を押さえるようにしながら、
1の糸、2の糸、3の糸を手首の角度を変えながら弾き分けましょう。

(3)調子を合わせる
唄い手の声の高さに合わせて決めます。
1本の糸によって本調子・二上り・三下がりの3通りの調子があります。

このように津軽三味線を弾くのですが、
演奏テクニックといのもあり、
『ハジキ』『スクイ』『スリ』『ユリ』『ウツ』『駒止め』『前撥、後撥』
といったテクニックをマスターできるように頑張ってみましょう。
このテクニックをマスターできればとてもダイナミックな音がします。